2009年02月15日

無理が通れば道理が引っ込む

「娘残して帰れない」…国外退去確定の比一家、涙の会見
 不法滞在で国外退去処分が確定したため在留特別許可を求めていた埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)夫妻と長女に対し、法務省が長女しか在留を許可しない姿勢を示したことを受け、一家3人は13日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した。
 一家は「3人で帰国することも、娘だけをおいて行くこともできない。家族で日本に残りたい」と訴えた。
(略)
 一家は、同省から、3人で帰国するか、のり子さんだけ日本に残るか選択するよう求められていたが、同省は27日までにどちらかを選び、帰国日を決めるよう改めて求めた。
 夫妻はそれぞれ1992、93年に他人名義の旅券で入国し、06年に一家で強制退去を命じられた。森法相はこの日の閣議後記者会見で「様々な事情を総合的に勘案して判断した結果、一家全員での許可はしないことと決定した」と話した。
(2009年2月13日22時46分 読売新聞)

 「無理が通れば道理が引っ込む」という諺がありますが、このケースで法務省が定住を許可すれば、不法滞在でも中学生ぐらいの子供がいれば定住できる、ということになり、そういうケースが相次ぎ、認められなければ差別だということになりかねません。
 そもそも、法を犯した行為であるにもかかわらず。

 これでは、法的な手続きに則って入国したり、就労したりする外国人が馬鹿を見るだけでなく、彼らへの差別ということにもなります。

 悪しき前例が作られなかったことを歓迎します。

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posted by つるり at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済・福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

早くも偽装認知事件

偽装認知で子に国籍=容疑で中国人女ら3人逮捕−永住権取得目的か・警視庁 時事通信
 日本人男性の認知届を偽造し、中国人の夫との間に生まれる子供に日本国籍を取らせようとしたとして、警視庁組織犯罪対策1課と池袋署は13日までに、有印私文書偽造容疑などで、東京都豊島区池袋、無職王宗容疑者(29)と、足立区西新井本町、ブローカー郭清清容疑者(34)ら3人を逮捕した。
 同課は子供に日本国籍を取らせることで、自らの永住権取得を容易にしようとした疑いもあるとみて調べている。
 王容疑者は容疑を認め、「子供に日本の教育を受けさせ、親子3人で幸せに暮らしたかった」と供述しているという。(2009/02/13-13:48)

 親子3人で幸せに暮らしたい、しかし、法を犯して得ようとしたものであれば身勝手の一言に尽きます。

 改正国籍法が成立して、早速の日本人男性の認知届を偽造し、中国人の夫との間に生まれる子供に日本国籍を取らせようとしたという事件が発生しました。
 この法律には様々な瑕疵があるということは、これまで述べてきました。また、改悪阻止運動が起き、改正国籍法の瑕疵は広く懸念されるところとなりました。

 一刻も早く政治の努力で瑕疵を是正してほしいと切望するところですが、心ある政治家の先生方が多くいらっしゃるものの、長期的視野で対応しなければならないだろう、と思われます。

 政治に早急な期待が難しい以上は、警察の力を強化して虚偽の認知を虱潰しに摘発していくしかありません。
 警察の皆様の活躍を期待するばかりですが、政治にはせめて偽装認知の罰則だけでも早急に強化して欲しいものです。

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posted by つるり at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 国籍法改悪問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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