市民団体に「ばか者」とメール 日経新聞の編集局員 産経新聞
2008.7.5 16:25
「従軍慰安婦」問題を扱ったNHK番組の改編をめぐる訴訟の原告側市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(東京)に対し、日本経済新聞東京本社の編集局員が「常識を持て」「ばか者」「あほか」などと書いた電子メールを業務用のアドレスから送付していたことが5日、分かった。
同ネットワークは日本経済新聞社に抗議。同社は「不適切なメールだった。社内規定に基づき、発信した局員を処分した」と説明している。
同ネットワークによると、メールはNHK訴訟が最高裁で逆転敗訴した翌日の6月13日、事務局に着信。「ばか者」などのほか、「報道ってのは取材先の嫌なこともちゃんと中立的に伝えるのが役目なんだよ。なんであんたがたの偏向したイデオロギーを公共の電波が垂れ流さなきゃいけないんだよ」などと書かれていた。
日経新聞の編集局員が送付したメールの「報道ってのは取材先の嫌なこともちゃんと中立的に伝えるのが役目なんだよ。なんであんたがたの偏向したイデオロギーを公共の電波が垂れ流さなきゃいけないんだよ」というくだりはけだし正論といえると思います。
新聞社ならば、自社の政治的立場を表明することはできますが、放送事業者は(とりわけ公共放送のNHKは)政治的に中立な放送を行わなければならないと放送法に規定されています。
従軍慰安婦というものは、実態はただ戦場に売春宿が営業の為についてきたというシロモノです。
慰安婦狩りを行ったなどと証言していた旧日本兵もいましたが、嘘であったことが明らかとなっています。
それを、人権問題にすりかえること自体が既に偏向ですが,百歩譲ってバウネットを取り上げるにしても、客観的に観て政治的に中立でなければなりません。
だから、バウネットの偏向したイデオロギーを垂れ流すことを公共の電波を使ってするべきではないし、バウネット側も自重し真摯な態度でなければなりません。
ただ、日経編集局員氏の言わんとするところは良くわかるのですが、何分「ばか者」「あほか」と書いてしまってはどうしても分が悪いといわなければなりません。
確かに、「阿呆かしらんぞなもし?」と私も思うわけでありますが(笑)。
日経編集局員氏の気持ちはお察ししますが、もう少し冷静な文体でメールを送信すれば、バウネットが抗議する余地はなかったでしょう。
もしくは、記事の内容のメールを送るのであれば、会社のアドレスから送るのは差し控えた方が無難だったでしょう(笑)。
ともあれ、日本経済新聞社にも、良識を持った方が居られるということがわかっただけでも、大きな収穫です。
ただ、文章を書くときには感情的にならず、丁寧な文体ということを心に留めなければなりませんが(笑)。
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