2008年08月28日

新たな近隣諸国条項? 表敬訪問拒否という愚行

「中国との友好に配慮」長崎県が台湾側表敬拒否
 長崎県、台湾の総領事館にあたる台北駐福岡経済文化弁事処(福岡市)の周碩穎・処長の表敬訪問の申し入れを、断っていたことが分かった。

 同県は「友好関係を築き上げている中国側に配慮した」と説明。周処長は26日、県庁で記者会見し、「九州の他県は受け入れているのに、なぜ長崎だけが拒否するのかと批判した。

 周処長らは26日、「長崎県日華親善協会」の設立総会出席のため、長崎市を訪問。協会側は事前に設立総会への金子原二郎知事の出席を要請したが断られた。周処長らは協会を通じ、県幹部への面会を申し入れ、これも拒否されたという。

 県国際課によると日中国交回復後、台湾当局者から表敬訪問の申し出があったのは初めて。杉光正弘課長は「他県が台湾と交流しているのは知っているが、長崎には中国総領事館があるなど中国とは特に深い友好関係にある」と話している。

 周処長は記者会見で、台湾から長崎県内への観光客は20万人を超えて中国の7倍に上り、九州で最も多い。中国との友好の歴史は理解するが、訪問すら断るのは失礼だと述べた。

(2008年8月27日 読売新聞)

 長崎県は、「友好関係を築き上げている中国側に配慮した」などと、表敬訪問を拒否しました。
 「九州の他県は受け入れているのに、なぜ長崎だけが拒否するのか」と周処長が言うのはもっともです。表敬訪問はご挨拶程度程度のものです。まして、他県が受け入れているのにこれを拒む根拠とはなりえません。

 長崎県側によると、長崎には中国総領事館があるなど中国とは特に深い友好関係があるから表敬を拒否したといいます。しかし、総領事館は在外邦人の便益等のためにあるわけで、中国総領事館が存在する県に台湾の総領事にあたる人が表敬訪問したら友好が阻害されるから、表敬すら拒否しなければならないとの主張は、初めて聞きましたが、とんでもない媚中の発想です。
 別に、中国からそうするように言われたわけでもないでしょうに(嘆)。中国から言われなくても自ら進んで、中国が気に食わないことはしない――流石の中国も表敬訪問まで気に食わないとは思っていないでしょうが――。一種の強迫観念でしょうか。
 ちなみに、福岡県にも中国総領事館はありますよ

 さて、長崎県が中国との友好――に資するとは思えませんが――のために拒んだ台湾からは、中国の7倍に上る20万人超の観光客が長崎県を訪れ、九州で最も多いといいます。
 そうであれば、長崎県は日中交流よりも日台交流を重視し、表敬訪問を受け入れるべきです。まして、他県は表敬を受け入れているわけですからなおさらです。

 よほど中国との友好が気になるようですが、他県も受け入れている台湾からの表敬を拒んだとして、中国との友好が促進されることはありません。従属性はアピールできるとしてもまた、中国は反日教育を行っていますが、台湾は親日的な国です。親日的な国と交流したほうが友好関係を築きやすいことは言うまでもありません。

 それに、台湾からの観光客のほうが多く、台湾との交流を促進したほうが実利は大きいはずです。経済合理性すら無視するようでは、長崎経済に希望はありませんね。 

 周処長は怒り心頭の様子ですが当然です。私もこの話を知ったとき、不快な気分になりました。

 親日的な国を切り捨て、反日的な国を優先し、実利的にみても台湾との友好を優先すべきであるのに、中国を優先する長崎県の愚行が、新たな”近隣諸国条項”を生み出さないことを切に祈ります。

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posted by つるり at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済・福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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