2007年04月11日

石原発言に井戸妄言

正論ですね。
【産経抄】
 選挙期間中の猫をかぶったかのような笑顔は、どうにも気持ち悪かったが、大差で当選したとたんにいつもの慎太郎節が戻ってきた。「神戸の地震で(自衛隊派遣を求める)首長の判断が遅かったから2000人余計な人が死んだ」という石原都知事の発言に、兵庫県の井戸敏三知事が「いい加減な議論だ」とかみついた

 ▼「自衛隊の派遣要請の早さと、犠牲者の数は阪神大震災ではあまり脈絡のないこと」と井戸知事は語る。確かに2000人は誇張気味だ。でも、どうして迅速な自衛隊派遣が人命救助と「脈絡がない」といえるのか

 ▼震災当時、知事は自治省のお役人だったので、状況がよくおわかりでないのだろう。それなら教えてさしあげる。前任者が、公用車の迎えを待って県庁に登庁したのは、地震発生から2時間以上もたってからだった。

 ▼自衛隊への派遣要請はそれからなお2時間近くかかり、しかも“要請”したのは、一係長だった。当日は午後2時をまわっても出勤した県職員は2割に過ぎず、震災直後の県庁の対応は最悪だった。

 ▼井戸知事は「公的な救済機関が入る以前に、地域の防災力をどう高めるかが緊急時の人命救助にとって一番大事だ」とおっしゃる。だが、がれきに埋もれた人々を助けるには、自衛隊をはじめとする「公的な救済機関」の一刻も早い投入が不可欠だ。

 ▼阪神大震災の死者のほとんどは即死に近い圧死というが、死人に口なしとはいかない。がれきの下から声が聞こえ、近所の人たちが必死で助けようとしてかなわず、「もっと早く救助隊が来てくれれば」と涙にくれた悲劇も少なくない。12年前の大失態をろくに反省していない首長をもつ兵庫県の人たちは夜も眠れなくなるのではないか。

(2007/04/11 05:07)


 「災害は忘れたころにやってくる」という言葉があります。災害はいつどこで起こるかわからないのです。
 井戸知事は「公的な救済機関が入る以前に、地域の防災力をどう高めるかが緊急時の人命救助にとって一番大事だ」とおっしゃいます。確かに平素から、建物が燃えにくいような措置を講じる、地域で迅速に対処し被害の拡大を防ぐ能力の強化は大事ですが、それだけで本当に充分でしょうか。「地域の防災力」と言ってもそれを担うのは地域住民つまり素人です。住民が高齢化率の高い地域ではなおさらです。
 それから、前任者が、公用車の迎えを待って県庁に登庁したのは、地震発生から2時間以上もたってから自衛隊への派遣要請はそれからなお2時間近くかかり、しかも“要請”したのは、一係長という対応に重大な不手際があったことを棚上げにして、「自衛隊の派遣要請の早さと、犠牲者の数は阪神大震災ではあまり脈絡のないこと」とはよく言えたものです。それとも、「地域の防災力」を高めれば災害発生の際に行政(県庁)は何もしなくてもよいというのでしょうか。
 がれきの下から声が聞こえ、近所の人たちが必死で助けようとしてかなわず「もっと早く救助隊が来てくれれば」と涙にくれた。という悲劇を繰り返さないためにも、「地域の防災力」を高めることは確かに大事なことですが、住民の力だけではどうしても不十分です。地域住民は防災時に緊急時の人命救助を担うと同時に被災者なのです。被災者に「自衛隊に依存しないで自力で解決しろ」というのは酷なことです。がれきに埋もれた人々を助けるには、自衛隊をはじめとする「公的な救済機関」の一刻も早い投入が不可欠なのです。

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おまけ
4月9日(月) 「そのまんま現象」 News23 多事争論 阪神大震災の中継で、「温泉街のようだ」という発言をした筑紫哲也らしい詭弁です。本当に恥ずべき怒りを感じます。

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posted by つるり at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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